核拡散防止について

液体燃料炉「トリウム溶融塩炉」は核拡散防止に貢献する

今後、新興国のエネルギー源として「軽水炉」が世界中に広く普及する傾向にありますが、「軽水炉」はウランを燃料としているためプルトニウムを作ります。
「軽水炉」保有国はプルトニウムを取り出して核武装する可能性を持ちます。これが、核拡散です。
これに対し、液体燃料炉「トリウム熔融塩炉」はトリウムを燃料としているため、プルトニウムをほとんど作りません。  
そのため、「トリウム熔融塩炉」は核武装に結びつきません。
新しく原子炉を持つ国に、「軽水炉」ではなく「トリウム溶融塩炉」を持ってもらえば、その国はプルトニウムを保有することにならないので、「トリウム熔融塩炉」の普及は、核拡散防止に貢献することになリます。
液体燃料炉「トリウム熔融塩炉」は平和利用の原子炉です。